2016-01-01

あけましておめでとうございます

2016greeting1

あけましておめでとうございます。年末年始だからといって特段盛り上がる訳もなくマイペースなタイプですが、2006年から唯一続けているのが、今年の一文字。久々に学生時代に書き綴っていた新年の日記まで辿ると、文章の持つ空気感は今と通じる部分もあり、何よりも昔から書いてのこすことは好きだったのだなと改めて感じました。

ちなみにこの10年間の文字を並べると

2006年「凛」
体育会で全国制覇を目指していた最後の1年。学生なりにすべてを懸けよう、凛とした最高学年、主務であろうと掲げはじめた一文字。

2007年「彩」
厳しさだけでは勝てず、もっとみんなの個性や想いを大切にしてあげたらよかったという後悔で終わった学生生活。ゼロからの再出発、どんな色も吸収しようという想いから印刷会社の入社の抱負でも掲げた一文字。

2008年「道」
先輩の色(指導)を吸収することに徹しすぎて、自分の責任をどこかに見失ってしまった社会人一年目。二年目は自分なりの道を決めて、責任をもって仕事を動かそうと掲げた一文字。

2009年「生」
仕事に追われているうちに、6年半寝たきりだった祖父が他界してしまった2008年。祖父が生きてきたこと、遺志を継いでどう生きるのかと掲げた一文字。

2010年「創」
新卒から勤めた会社を退職し、結婚を機に育った町を離れて東京へ越すことが決まった2010年。名前が変わるという大きな変化もあり、すべて新しく創りなおす1年にと掲げた一文字。

2011年「挑」
新しい仕事も経験するも、独身時代のように挑む姿勢が弱まっているように感じて、とにかく挑戦しようと気持ちを新たに掲げた一文字。

2012年「感」
ペーパーレスな仕事に変わり、感じることが少なくなった2011年。東日本大震災を目の当たりにして自分は何ができるのか、心で感じたことにまっすぐに動こうと掲げた一文字。

2013年「編」
漠然と“紙の本に綴じる”に立ち戻ろうと決めた2013年。何をどう編めば、人の生の力になる本を綴じることができるのか挑戦しようと掲げた一文字。

2014年「磨」
ZINE『母のまなざし』をきっかけにZINE作家として歩みだした2013年。綴じたい想いにより磨きをかけようと掲げた一文字。

2015年「理」
年明けからの癌闘病で、たくさんのものを失った2014年。もう一度自分自身、自分の名前に立ち返り、残された時間は理をもって生きようと掲げた一文字。

 

部活で全国制覇を目指して必死な学生生活を送っていた大学4年生の元旦からはじまり、印刷会社への就職、結婚、Web業界への転職、癌闘病、開業とこの10年間で本当に様々なことがあり、歴代の一文字を振り返るとがむしゃらかつまっすぐに駆け抜けた22歳からの記憶が鮮明によみがえります。

特に癌闘病を経て、自分の名前でもある「理」を掲げて再始動した2015年は本当に濃く、そしてあっという間でした。自分なりの理(ことわり)をもって生きようと制作に邁進した1年、1月の祖母の遺品をテーマにした作品展「ちょっと昔の暮らしのオトモ展」からはじまり「THE TOKYO ART BOOK FAIR」や「広島小商いメッセ」にも出展し、7月には寛解から1年を迎え、michi-siruveとして開業して再出発。Webサイトや作品集の制作、LABEL JOURNEYの取材を通して様々な方々との出会いもあり、秋からはじめた「掌の記憶」では大阪、兵庫、広島、富山と巡り、本当に人との出会いに恵まれた1年でした。

そんな大充実だった2015年に続き、2016年は「繋」を掲げて活動したいと思います。

2015年に生まれた縁、仕事を大切にして繋ぐこと。そして「掌の記憶」を中心に、次の世代に繋げていく作品をのこしていくことを胸に、一つひとつの作品に気持ちを込めて制作に邁進します。皆さまにとってもよき1年になりますように。今年もよろしくお願いいたします。

michi-siruve (みちしるべ)
“記憶”を綴じるZINE作家。「掌の記憶」を綴じながら、日本のまちを巡っています。>>詳しくはこちら
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