2017-09-13

連載「まなざし」を綴じる (第4回)

日本看護協会出版会が運営するWebマガジン「教養と看護」の連載「まなざし」を綴じる。ZINEという表現のかたち。第4回「隔たりの間で交わすもの」が公開されました。

http://jnapcdc.com/LA/fujita_04/

病がもたらす喪失と隔たりに人はどう向き合うのか。病室での経験から始まったZINEによる表現が、記憶をめぐる他者とのコミュニケーションとして広がっていきます。(教養と看護)

と編集者さんが紹介文を添えてくださっているとおり、患者の家族として、また患者本人として経験してきた「病がもたらす喪失と隔たり」と向き合い続けてきたZINEによる表現活動から生まれた広がりについて、事例を交えてご紹介しています。

「暮らしの中で出会うこと」では、人々が暮らしている空間にZINEを並べ続けていることについて。「一緒に綴じるZINE」では家族写真を使ったZINEづくりのワークショップについて。「家族の想いをかたちに」では、ご病気で入院されていたお母さまと家で帰りを待つお子さまたちの御守りとしてお贈りしたZINEについて。「共有すること、繋ぐこと」では、がんを経験した3年間の“心の揺らぎ”を綴じたZINE『汀の虹』での新しい試みについて。そして最後の「隔たりの間で交わすもの」では、ZINEという表現への想いを綴っています。

「自分をまなざし、他者をまなざし、想いを交わしていく。それぞれが内側に抱えているものを表現し、共有する一つのかたちとして。また、その瞬間を確かなものとしてのこしていく一つの方法として。そして隔たり間で想いを交わす方法の1つの提案として。この「まなざし」を綴じるZINEという表現に、ささやかながら可能性を感じています。1冊1冊から生まれるもの、またこうし共有する中で生まれるものを大切にしながら、ZINEという表現を続けていきたいと思います。」この文章が、今の私のすべてです。

あと1回残されていますが、4月から書き綴ってきた「病がもたらす喪失と隔たり」と向き合い続けた表現の軌跡は、この第4回で一区切りです。バックナンバーも含めて、読んでいただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。

連載「まなざし」を綴じる

はじめに (4/23公開)
第1回:ZINEという表現のかたち (4/23公開)
第2回:自分をまなざすZINE  (6/2公開)
第3回:他者をまなざすZINE (7/13公開)
第4回:隔たりの間で交わすもの (9/13公開)
第5回:ZINEのつくりかた

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michi-siruve (みちしるべ)

ZINE作家。“記憶”を小さな本に綴じています。「掌の記憶」豆本詩集『汀の虹』など。>>詳しくはこちら

Exhibition

2017  三条富小路書店(12/5-17)
2018 『汀の虹』展示 @blackbird books (1/16-28)

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