2014-12-30

「みちしるべ」をのこす

muguetashiato

2014年も残すところあと1日。ふと振り返ると、このWebサイト“michi-siruve”を立ち上げてから1年3か月が経ちました。今ごろお伝えするのもおかしなものですが、この読みにくい綴りは「みちしるべ」と読みます。

実はサイトを立ちあげようと思い立った時、まだ屋号は決まっていませんでした。漠然と「まちや人の歩みを編集して、本という形でのこしていきたい」という想いはあったのですが、中々良い名前が見つからず。サイトをつくるにはドメインが必要ということもあり、煮詰まりついでに何となくドメインの候補を母に候補を送ってみると、送ったものには反応せず「みちしるべ 理代(みちよ)だから」と一言の返事。

何も説明していないのに、私の思いがそのまま名前になっていて、その瞬間にmichi-siruveが誕生。一生のうちに二つも親から名前を授かるということになりました。名は体を表すとはその通りで、名前がきまってからはぐんと道がひらけ「手にとった人のちょっとした“みちしるべ”になるように」という想いで、さまざまなZINEを綴じてきました。

年明け1月12日(月)から開催する初めての企画展「ちょっと昔の暮らしのオトモ展」では今までに制作してきたZINEを展示しますが、会場のGALLERY+CAFE muguetさんと一緒に『muguetのあしあと』というZINEも制作しました。michi-siruveがこのギャラリーさんで企画展を行うことで、何かギャラリーさん側にも「みちしるべ」がのこる機会にしたいという想いがあり、muguetさんの軌跡を一冊のZINEにする提案をしたことがはじまりでした。最終的には私が企画・編集という形でコンセプトや構成などを提案し、文章はmuguetさんにお願いするという形で制作をすすめました。

おばあさまのお住まいだった古民家を改装して、おかあさまと孫娘のオ―ナーさんで営まれているmuguetさん。家族の歩みと民家の歩み、そしてお店の歩みが途切れずに続いて今在る時の流れを、muguetさんご自身で振り返り言葉にしただく作業をお手伝いすることで「時の流れを本にのこす」という意義を、私自身も改めて感じることができました。

カフェ営業と平行しての作業は本当にご負担だったと思うのですが、muguetさんのおかげさまで何とか年内に印刷製本の発注ができ、1月10日納品予定で何とか初日に間に合いそうです。初めて自分以外の方とつくりあげた“みちしるべ”の『muguetのあしあと』、たくさんの方に手にとっていただけることを願いつつ、企画展に向けて残りの準備をすすめます。

来年、ZINEとともにたくさんの方とお会いできることをたのしみにしています。皆さま、良いお年をお迎えください。

michi-siruve (みちしるべ)
“記憶”を綴じるZINE作家。「掌の記憶」を綴じながら、日本のまちを巡っています。>>詳しくはこちら
関連記事