2014-09-05

ZINE『otomo.01』

日々の暮らしをともにする、ちょっと味のあるオトモをあつめたZINE

『otomo.』 01 ちょっと昔の暮らしのオトモ。

01号の主役は“ちょっと昔”の古道具。
家具大工の祖父と暮らしていた祖母は生粋の大阪人で、ものを大切にする暮らし上手。料理や洋裁、収納は大得意で、長年少しずつあつめたお気に入りの古道具を大切に使い込んで暮らしていました。台所や居間、そして引き出しの中…二世代も離れた孫の私が手にとってもワクワクするようなオトモたち。そこから浮かび上がるちょっぴり懐かしく心地よい暮らしのかたちを、ぜひ一緒に覗いてみてください。

contents
・IN THE KITCHEN     -台所-
日々の暮らしに欠かせない1日3度の食事。祖父母の家の台所には大きな食器棚が2つあって、その中に整然と並べられた器たちは古くは曾祖母のお嫁入りのものから個性豊かな顔ぶれ。料理や季節ごとに日々の食卓を彩る、台所のオトモたちの登場です。

・IN THE LIVING ROOM -居間-
居間に佇む立派なガラスのショーケースは、昔祖父がお店の解体を手伝った際にもらってきたもの。そのショーケースの中や棚やカーテンレールの上には羽子板やお雛様、サンタクロースなど、四季折々の人形がずらり。とても全部は載せきれない、居間に住まうオトモたちの登場です。

・IN THE DRAWER -引き出し-
箪笥や押入れの引き出しの中に眠っていた祖母のコレクション。大切なものほど奥にしまってあるもので、部屋中の引き出しの中にはお気に入りのブローチに古いレコード、ボタンや服の型紙とワクワク心をくすぐるものがたくさん。持ち主の好奇心の先がみえてくる、引き出しのオトモの登場です。

・あとがきより
「otomo.」をつくるきっかけとなった母方の祖母が他界したのは、私が突然癌を患い入院していたときでした。何とか寛解して祖父母の家を訪れた頃にはお葬式も四十九日も終わっていて、のこされていたのはすでに整理されてうんと減ってしまった遺品たちだけでした。

せめて写真におさめようと一つひとつあらためて手にとってみると、どれも決して高いものではないにしろ長年少しずつあつめて大切に使い込まれたからこそ出てくる味があり、一冊にまとめると不思議と持ち主の価値観や生き方まで立ち上がってきました。そうしてできあがったこの「otomo.」、これからもさまざまなオトモをあつめて、のんびり続けていきたいなと思います。

data
A6サイズ/和紙・和綴じ
2014年9月1日発行
写真・編集・ライティング:藤田理代 (michi-siruve)
オールカラー78ページ+表紙

※「otomo.」は和紙を水切りして束ねた手製本のため、仕上がりに個性があります。あたたかい和紙の手触りをおたのしみください。

THE TOKYO ART BOOK FAIR 2014出品
PHOTO! FUN! ZINE!vol.3出展
ZINE IT! vol.5出展
10×10’s Shashin Zine Fest NYC出展

「PHOTO! FUN! ZINE!vol.3」ホトリ賞受賞

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『otomo.』  02 レトロ服、春夏秋冬。
『otomo.』  03 ぼたんあそび。

michi-siruve (みちしるべ)
“記憶”を綴じるZINE作家。「掌の記憶」を綴じながら、日本のまちを巡っています。>>詳しくはこちら
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