第8回AYAがんの医療と支援のあり方研究会学術集会 市民公開講座登壇&ZINE展示

第8回AYAがんの医療と支援のあり方研究会学術集会
市民公開講座登壇&ZINE展示

2026年6月12日(金) 19:00~20:30、第8回AYAがんの医療と支援のあり方研究会学術集会の市民公開講座で、医療の場で重ねてきたZINE作家としての実践についてお話する機会をいただきました。

市民公開講座でご紹介するZINEたちは、翌6月13日(土)~ 14日(日)東京の国立がん研究センター中央病院 築地キャンパス 研究棟で開催される学術集会でも展示し、終日ご覧いただける予定です。michi-siruveは2日ともブースにおりますので、会場でもお会いできたらうれしいです。

市民公開講座
「“AYA世代と共に社会を創る”その前に
〜患者・家族・支援者の本音をわかちあう、ZINE作家の実践から考える〜」

市民公開講座概要より

29歳で流産からの希少がんの治療を経験したZINE作家の藤田理代さんは、治療の旅路で患者として感じたことや体験を丁寧にみつめ、ZINE(ジン)という小冊子で綴り共有したり、病院や地域でZINEをつくる移動アトリエをひらきながら、患者・家族・支援者が立場を超えてそれぞれの気持ちや体験をわかちあう場をひらく活動を12年続けてこられました。

ご自身の体験や、依頼のあったご家族や支援者一人ひとりの想いを丁寧にきき、言葉や写真とともに手製本に綴じてゆく藤田さんの作品たち。

どのような想いやプロセスで体験をわかちあってこられたのかを伺いながら、本学術集会のテーマでもある“AYA世代と共に社会を創る”ための手がかりにもなる、“それぞれの本音をわかちあう”というプロセスについて、みなさんで共に考える時間にできたらと思います。
お立場に関係なく、ご自身の人生で感じてこられたことを見つめて形にしたいと考えている方もご参加をお待ちしています。

講 演:藤田 理代
参加費:無料
ライブ配信です、会場開催はございません。
当日の配信は事前登録制となっておりますので「市民公開講座参加登録はこちら」のボタンからお申込みください。

ZINE BOOK LIST - 講座で紹介・学術集会で展示予定のZINE-

市民公開講座でご紹介するZINEのリストをまとめています。
学術集会の展示では、下記以外のZINEの実践も行う予定です。

1.体験を言葉にする
-がん体験を綴じたZINE-

AYA世代でがんを経験した患者として治療の旅路で感じたことや体験を綴った作品や、緩和ケアの先生との共同制作や展示を通して、中々言葉にできない患者の本音を表現し、他者とわかちあう過程で感じたことを紹介します。

ZINE『ココロイシ』(2016)

「波打ち際に沈んだ石 × がん罹患から2年間の記憶」

希少がんに罹患して、丸2年が過ぎた節目に綴じたZINEです。治療後、波打ち際で拾い集めたハートの形をした石たちの写真の奥に、がんに罹患してからの日々の記憶やその時々の感情を綴じこめています。

ZINE『汀(みぎわ)の虹』(2017)

「小さな詩と花× がん罹患から3年間の記憶」

希少がんに罹患して、丸3年が過ぎた節目に綴じたZINEです。治療3年という月日で経験した“心の揺れ”に焦点をあてて綴っています。

『汀の虹』『ココロイシ』- music –(2022)

豆本詩集『汀の虹』から生まれた2つの抒情歌。
詩  藤田理代(編 儀賀理暁)
作曲 儀賀理暁

※企画展「ホスピタルアート in ギャラリー」(2022)展示作品

ZINE『ホスピタルアートを考えるその前に』(2023)

2022年秋に緩和ケア医の儀賀理暁さんと登壇したトークセッション「ホスピタルアートを考えるその前に」で、企画者のホスピタルアートディレクターの川西真寿実さんも含めた3名の語りを綴じた手製本。

ZINE『掬(きく)することば』(2025)

がん罹患から丸11年の節目に制作したZINE。
“いえないいたみ”を抱えたわたしが緩和ケア医の儀賀理暁さんとみつめたことばたち として、緩和ケア医の儀賀理暁さんと交わしたメッセージから掬した72篇のことばの記憶を、3冊組のZINEに綴じました。

2.周囲とわかちあう
-ZINEづくりの移動アトリエ-

病院や地域で、医療や福祉の専門職の方々と開催してきたZINEづくりの移動アトリエ「記憶のアトリエ」の実践を通して、患者・家族・支援者が立場をこえて自分をみつめ、わかちあう時間の中で感じたことを紹介します。

3.ともにつくる
-ご家族・専門職のみなさんと綴じたZINE-
ZINE『lead-off man』(2025)

A世代でがんを経験した患者さんの“いつも”や“ふつう”を医療や教育などそれぞれの専門性で見守り支えた14名の専門職とご家族の寄稿文で紡いだ作品について、制作の過程や立場をこえたわかちあいから感じたことを紹介します。

ZINE「掌(てのひら)の記憶」(2015-)

依頼主が暮らす町を訪ね、お預かりした“大切な記憶”を豆本に綴じてお贈りするプロジェクト。お一人おひとりのこれまでの歩み、今の気持ち、大切なものを一緒にみつめ、分かちあうことを大切にしています。(こちらは会場展示のみになるかもしれません)