【ご案内】「記憶のアトリエ」@東京

「記憶のアトリエ」 in 音川(2019.8.17)

「記憶のアトリエ」@東京

2025年2月8日(土)11:00~14:30まで、NPO法人日本がんサバイバーシップネットワーク(がんサバネット)さん主催の会員限定交流会「お鍋のじかん」@ういケアみなとの会場で、本づくりの体験ができる移動アトリエ「記憶のアトリエ」をひらきます。

がんサバネットさんは「がんの影響を受ける人が、つながり、生きる喜びを実感し、自らの力を蓄えられるような交流の場を」という言葉のもと設立されたNPOで、患者さんはもちろん、ご家族、医療者・支援者の方も含めてさまざまな体験をもつ方々、全国各地から集い交流を重ねています。わたしもがん経験者の会員としてイベントに参加したり、HPやSNSの更新、チラシの作成などを時々お手伝いをしています。


今回のイベント「お鍋のじかん」は、2024年1月から毎月第3水曜日の夜に開催されてきた会員限定のオンライン交流会。2025年は「オンラインだけではなく対面でもお会いしたいね」ということになり、東京・港区立がん在宅緩和ケア支援センター「ういケアみなと」さんの講習室にて、オンラインと同様に出入り自由でお好きな時間に覗いてお過ごしいただける、ゆるりとした会を予定されているそうです。

その会場の一角で、わたしが普段病院や地域でひらいている「記憶のアトリエ」という本づくりの移動アトリエも開催します。手ぶらでお越しいただいても本を読んだりつくったり、ゆるやかに過ごすことができるアトリエなので、ふらりと覗いていただけたらうれしいです。

はじめましての方にもアトリエの雰囲気がご案内できるように、これまで開催してきたアトリエの様子を簡単にまとめています。「ボタン」を押すと、詳細をご覧いただけます。

「記憶のアトリエ」について

これまでの開催の様子、アトリエにある手製本の種類やサイズ、持ち物など、よくいただくご質問をまとめています。もし気になることがあればぜひ覗いてみてくださいね。

「記憶のアトリエ」とは?

記憶のアトリエ」は、がん経験者の手製本作家・michi-siruveが病院や地域で、医療や福祉の専門職のみなさんと協働してひらいている本づくりの移動アトリエです。

アトリエを訪れた患者さんやご家族、支援者のみなさんが、いろんなことに追われる日常から少しだけ離れて「大切なもの」をみつめたり、「じぶんのこと」を大切にするようなひとときを思い思いに過ごせる時間として、各地の専門職のみなさんとひらいています。みなさんそれぞれ思い思いに、本を読んだりおはなしをしたり、今感じていることを綴ったりしながら自由に過ごされます。

「本づくり」の体験については、いろんな形になったまっしろな本からお好きな1冊を選んで、好きな素材を選んで描いたり綴ったりするだけなので難しい作業はありません。少しだけ参加して持ち帰ることもできますので、少しの時間でもどなたでもご参加いただけます。

これまでの開催の様子は?

これまでひらいてきたアトリエの様子をフォトレポートに綴っています。病院や地域、大学…いろんな場所で、いろんな方々とひらいてきた記録があるので、もしよければご覧ください。

本のサイズやページ数は?

アトリエには、さまざまなかたちをした真っ白な手製本があります。それぞれ数冊ずつ綴じてお持ちするので、当日お好きな手製本をお選びください。

端紙でつくった小さな手製本は無料でお使いいただけます。とっておきの紙で制作した「余白をたのしむ小さな手製本」シリーズのみ、紙代として1冊500円いただいています。

綴じたい写真の印刷等の段取りで「サイズやページが知りたいな」というお声もよくいただくので、下記のリンク先にそれぞれの手製本のサイズなどの詳細もご案内しています。

※写真は過去に撮影したサンプルです。紙の種類(質感)はアトリエの紙在庫の状況により多少変わる可能性があります。

紙片で綴じた小さな手製本(無料)
余白をたのしむ小さな手製本(材料費 1冊500円)
No.1 『ren』ーじゃばらに連なる小さな手製本
No.2『swatch』ー“まぁるい小窓”のついた小さな手製本
No.3 『table』ー“白いまる”が浮かぶ小さな手製本
No.4 『letter』ー封筒におさめる小さな手製本
No.5 『yohaku』ーほんのり透ける小さな手製本(在庫:B6変形)
No.6『ticket』ー箱におさめる小さな手製本
No.7『*petal 』ー花弁のような紙片と封筒、この10年のカレンダーが添えられたレターセット
No.8『*flower 』ー花弁のような紙片とまっしろな手製本、この10年のカレンダーが添えられたセット
アトリエ当日の持ちものは?

1.本に綴じたいもの
何かあれば自由にお持ちください。アトリエには押し花やマスキングテープ、すてきな紙など寄付でいただいた“記憶の欠片もたくさんありますので、手ぶらでお越しいただいても大丈夫です。

2.はさみ、のり、筆記具
はさみやのり、筆記具など手元に置いて使いたい道具があれば、普段お使いの道具をお持ちください。
※アトリエにも3セットほどはさみとノリ(水ノリ、スティックのり、ボンド)筆記具があります
手指消毒のスプレーも置いておきますので、ご自由にお使いください。

<アトリエにあるもの>※ご自由にお使いください。
各地から寄付でいただいた画材や素材がたくさんあります。一か所にまとめて並べておくので、ご自由にお使いください。

□ 紙 (白紙色紙)
□ 彩る道具 (絵具/クレヨンマーカー色鉛筆ボールペン鉛筆/消しゴム)
□ 飾る道具 (マスキングテープシール判子イラスト入りの紙いろいろ押し花(※)
□ 貼る道具 (ノリセロハンテープ木工用ボンドボンド用小筆)
□ 切る道具 (はさみ(※)カッター(※)カッターマットミシン目用カッター(※)
□ 綴じる道具 (縫い針(※)キリ(※)

(※)はさみは刃先の丸い小さなはさみをご用意しており、カッターなどは作業として必要な時だけお渡ししています。

寒い季節の開催にはなりますが、芽吹きを待つ木々たちに囲まれながら、春に向けたあたたかい時間を過ごせたらと思っています。ういケアみなとさんで、お待ちしています。

「お鍋のじかん」@ういケアみなと 開催概要

開催日時
 2025年2月8日(土)、11:00~14:30くらい
開催場所
 港区立がん在宅緩和ケア支援センター「ういケアみなと」 講習室

 無料(「余白をたのしむ小さな手製本」のみ1冊500円)

 不要

 NPO法人日本がんサバイバーシップネットワーク