東京家政大学 人文学部 心理カウンセリング学科 五十嵐友里先生のゼミみなさん、はじめまして。2022年9月10日(土)の ミニアトリエ「好き」を綴じ交わすを担当する藤田理代と申します。
私は普段病院や地域で、医療者や福祉の専門職のみなさんと一緒に「記憶のアトリエ」という本づくりの移動アトリエをひらいています。そのご縁で五十嵐先生と出会いがあり、アトリエのちょっとした体験会?という形でみなさんのゼミの時間にもお伺いすることになりました。
「移動アトリエ?」「本づくり!?」はじめましての私からの突然のご案内に、ちょっぴり「???」かと思います。そして当日はアトリエの前に「発表会」も予定されていると伺っているので、みなさんそのご準備でお忙しいだろうなとも。
そんななかでも、どのような時間にできたらいいかなと、五十嵐先生とメッセージのやりとりを重ねながら考えたのが「好き」を綴じ交わすというテーマでした。
自分がどういう人か、どんなものが好きで、どんな風に生きていきたいかを振り返ったり感じられる日になったら
五十嵐先生のメッセージより
この言葉は、五十嵐先生がアトリエのご依頼をくださった時にいただいたメッセージです。
確かに「好き」なものや人のことを考えると、自分のこれまでを振り返ったり、これからへの気持ちが芽生えてきたりすることもありますよね。そしてそんな「好き」を見つめる時間は、ちょっぴりにこにこわくわくしたり、誰かの「好き」を教えてもらうのも大切で嬉しい時間だったりします。
みなさんの「好き」を見つめたり、交わしたり、そのような時間をミニアトリエを通してお贈りできたらなと思います。
とはいえ発表会の大仕事のあとの時間なので、どうか無理のない範囲で。みなさんの心とからだの調子に合わせて自由にお過ごしくださいね。
普段ひらいているアトリエにお越しくださるみなさんも、本をつくったり、読んだり、おはなししたり、何もせずにゆっくりしたりと思い思いに過ごされています。普段のアトリエと同じように、本をつくってもよし、つくらなくてもよし。そんな時間にできたらと思っています。
詳しくはまた当日に……ですが、当日までに「準備をしたいな」というお気持ちの方がイメージしやすいように、いくつかご案内をまとめました。
アコーディオンボタンを押すと、それぞれご案内の文章や写真が出てきますので、覗いてみてくださいね。
① 当日の流れ
発表会のあとに15分ほど休憩をはさんで、ミニアトリエは90分の体験会として予定しています。本を完成させるには時間が足りないかと思いますが、続きは持ち帰ってみなさんが完成する頃に後期のゼミで本づくりの振り返りの時間を予定されているそうです。
90分の流れは下記のイメージです。焦らず無理せずおたのしみくださいね。
📖 1.「今日の1冊」を選ぶ時間
アトリエに並んだ真っ白な手製本から、今日使いたい1冊を選びます。
📖 2.「アトリエ」を巡る時間
病院や地域でひらいている、アトリエの様子を少しだけご紹介します。
📖 3.「今日の“好き”」をシェアする時間
今日みなさんが綴じる“好き”を秘密でない範囲でおきかせください。“秘密です”もOKです。
📖 4.「本づくり」の時間
アトリエの素材も自由に使って本づくりをおたのしみください。今日はつくる作業はせず、心を休めたり本を読んだり考えたりする時間にしてもOKです。
📖 5.「お持ち帰り」の時間
おうちで本づくりの続きができるように、必要な素材があれば「お持ち帰り」ください。
② 手製本の種類
ミニアトリエではさまざまなかたちをした真っ白な手製本を並べますので、お好きな手製本をお選びください。それぞれサイズやページ数も違っていて、数に限りがあります。
リンク先に詳細をご案内しているので、もし「この本で綴じたいな」というご希望があれば、8月25日(木)までにご連絡いただけた方の手製本は予約本として準備してお渡しします。(指定のGoogleフォームからご連絡ください)
※写真は過去に撮影したサンプルです。紙の種類はアトリエの紙在庫の状況により多少変わる可能性があります。
(在庫のみ:黒い箱×ライトグレーの冊子 3セット/白い箱×ミントグリーンの冊子 1セット)
③ 持ちもの
1.みなさんの「好き」が詰まったもの
みなさんの「好き」が詰まったことばや写真、イラストなどを自由にお持ちください。(選びきれないくらいたくさんある時は、無理に選ばすに多目にお持ちください。アトリエで一緒に考えましょう)
※もしも写真やイラストなどをおさめる場合は、それぞれご希望の手製本のサイズ確認しておさまるサイズに印刷や切り抜きをしてお持ちください。アトリエには花や動物を描いたイラストやマスキングテープなどもたくさんありますので、写真などがなくても大丈夫です。
2.はさみ、のり、筆記具
アトリエにもはさみとノリ(水ノリ、スティックのり、ボンド)筆記具はありますが、数に限りがあります。
※感染症予防の配慮として、長く使う道具はできる限りご自身のものをお使いください。
<アトリエにあるもの>※ご自由にお使いください。
アトリエには、各地から寄付でいただいた画材や素材がたくさんあります。一か所にまとめて並べておくので、ご自由にお使いください。
□ 紙 (白紙/色紙)
□ 彩る道具 (絵具/クレヨン/マーカー/色鉛筆/ボールペン/鉛筆/消しゴム)
□ 飾る道具 (マスキングテープ/シール/判子/イラスト入りの紙いろいろ)
□ 貼る道具 (ノリ/セロハンテープ/ボンド/ボンド用小筆)
□ 切る道具 (はさみ/カッター/カッターマット/ミシン目用カッター)
□ 綴じる道具 (縫い針/キリ/クリップ/型紙いろいろ)
④ みなさんの「安心」のために
まだまだ感染症拡大の不安が続く時期なので、心の面でもからだの面でも、みなさんができる限り安心して過ごすことができる場づくりを大切に。下記に配慮して集えたらと思います。
・本づくりの席は、適切な間隔をあけてご準備いたします。
・はさみやのり、筆記具などご自身が長く使う道具は、できる限り共用は避けてご自身のものをお持ちください。
・共用の画材や道具、資材は一つの島にまとめます。触れる前は都度手指消毒にご協力ください。
・アトリエの時間は原則マスク着用で、お部屋での飲食はお飲みもののみでご協力お願いします。
「安心」には配慮しつつも、「ともに」や「交わす」をほんのり体験できるような時間にできたらと考えていますので何か不安なことなどあれば、事前にでも当日でも、五十嵐先生や私にご相談ください。
長くなりましたが、ご案内は以上です。まだまだ心配な日々は続きますが、そんななかでもみなさんとアトリエの時間をご一緒できること、たのしみにしていますね。よろしくお願いいたします。