【Report】おしごとカフェ @NPO法人チャイルド・ケモ・ハウス

2022年2月19日(土)、NPO法人チャイルド・ケモ・ハウスさん主催の「おしごとカフェ」にて、「本をつくるおしごと」の回の講師をつとめました。

おしごとカフェは、チャイケモさんが昨年末からはじめられた、重い病気や障がいをもつお子さんとそのご家族が楽しみながら、 いろいろな 「おしごと」について知ってみるというオンラインイベント。第1回目は「伊丹市昆虫館に行ってみよう!」というテーマで、昆虫館がどんなところで、どんなお仕事があるのかみんなでオンライン見学をされていました。

第2回としてお声がけいただいたのがmichi-siruve。2020年の「おとどけあのねカフェ」2021年の「ふらりカフェ」でオンラインの本づくりの講師をつとめたご縁から「本づくり」のおしごとについて、参加者のみなさんに感じていただくカフェをひらくことになりました。

おしごとカフェは、楽しみながら、いろいろな「おしごと」について知ってみるイベントです 。
今回のおしごとは「本づくり」。一冊の本ができるまで 、どんな作業があるのかな 。どんな道具を使うのかな。みんなで、手製本の世界をのぞいてみませんか?

この案内に興味を持ってくださった子どもたちやご家族が、それぞれのお家からご参加くださいました。なかには「おとどけあのねカフェ」や「ふらりカフェ」、michi-siruveの「記憶のアトリエ」に参加してくださったみなさんも。嬉しい再会もありながらのひとときでした。

まずは「みんなの好きな本」というテーマで、参加者のみなさんが好きな本を持って集まり、それぞれの好きな本の紹介をしながらわいわい。続いて、「本ができるまで」というテーマで製本風景を撮影した動画を流しながら、一緒に紙から本のかたちになるまでの道のりを見学しました。

そのあとは、本や本づくりの道具にまつわるクイズも交えたり、みなさんの手元にある本を声に出して読んでいただいてみんなで聴きながら、本に宿る「ながれ」や「リズム」を感じたり……オンラインでもできることを交えながらの90分でした。そんなひとときのおすそわけとして、当日のスライドから少しだけ、ここでもご紹介します。

読み手を想像したり、本づくりの“なかま”を探したり、読み手に手渡して“かんそう”を聴いてみたり……ささやかな表現、想いを交わすきっかけづくりとしての「本(手製本・ZINE)」について、実際のおしごとも交えながらの90分でした。

翌週には「ミニカフェ」の開催もあり、おしごとカフェに参加してくださった方と交流の時間も。こちらは参加してくださったみなさんのおはなしをお聴きしながら、日々の暮らしやつくること、おしこどのことを語り合いながら……のんびりじんわりとあたたかいひとときでした。

今回もオンラインでの開催でしたが、いかがだったでしょうか? 参加者のみなさんにささやかでも「表現のたね」をお贈りできたらうれしいです。ご参加くださったみなさま、企画・運営くださったNPO法人チャイルド・ケモ・ハウスさんのみなさま、本当にありがとうございました。いつかまた、本と一緒にお会いできたら嬉しいです。

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