『sakura no machi』(2016)
21年ぶりに訪れた故郷の景色を撮影し、過去の記憶を透かし重ねたZINE。
memo
□ 変わってしまった故郷の景色
□ 過去の記憶が重なる感覚
□ 透ける紙での写真表現
data
140mm×93mm
トレーシングペーパー
和綴じ(四ツ目綴じ)
オールカラー60ページ
2016年10月11日発行
写真・文・編集 藤田理代 (michi-siruve)
(ZINEあとがきより)
この本に綴じた写真は、21年ぶりに故郷を訪れたとある春の日の記憶です。雨でけぶる桜満開の故郷で、時折視界の先現れては消えていく、傘をさす人影に過去へと導かれるようにおさめていった写真たち。
失われたものも形を残すものも、記憶を重ねながら、自分のまなざしで写真におさめて一つに綴じる。いつでも手にとり触れることのできる、故郷の記憶です。