tableを使ったZINE『ふたりの食卓』
『table』(2020)
「食卓の記憶って、何だかあたたかいね」
大好きだったレシピ、お気に入りだった器…そんな食卓の記憶をおさめる手製本です。手製本はページをめくる度に、白くてまあるい食卓がひとつ浮かびます。食卓に見立てても、器に見立てても。タブ付のカードはレシピカードにもなります。思い出の食卓を、あなたのてのひらに。
memo
□ 白くてまあるい食卓が本の中に浮かぶ
□ ページの隙間タブ付のカード
□ とっておきのレシピを仕舞ったり、食卓以外の記憶にも
data
145mm×110mm
20ページ / 羊毛紙
飛び出す丸テーブル+レシピカード付
2020年2月23日制作
綴じ 藤田理代 (michi-siruve)
※テーブルあり / テーブルなし
2020年6月27日(土)~7月19日(日)まで、豊中のblackbird booksさんに小さな手製本を並べます。
7冊目は、“食卓の記憶”をおさめる手製本。
大好きだった祖母は料理が大好きな人でした。今わたしがつくっている料理も、祖母から教わったものばかり。そんなたくさんのお料理の中からとっておきのレシピを仕舞える小さな手製本が欲しいな。そんな想いで、こんな手製本を綴じてみました。
本をひらくと、ページをめくる度に白くてまあるい食卓がひとつ浮かび上がります。食卓に見立てても、器に見立てても。それぞれのページの隙間に隠れているタブ付のカードは、すーっと引き出してレシピカードになります。
1冊の本におさまるレシピは7つ。とっておきの7つ、何だろうなぁ……そんな風に思い出のレシピを思い浮かべながら、手のひらサイズの思い出の食卓をたのしんでいただけたらうれしいな。
本自体は真っ白でシンプルなつくりなので、食卓の記憶以外にもどうぞ。色とりどりの紙片の山で、ランチョンマットや器のおまけをつけようかな……なんて考えています。
こんな手製本、わたし以外に欲しい人がいるのかはわからないけれど。手製本があることで綴るきっかけになって、手製本に綴られることで大切なものに触れあうきっかけになったらうれしいな。そんな気持ちです。