『いたずらねこ』 (2016)
実家の母から気まぐれに届く、白ねこジルくんのいたずら写真。小さなぴんぼけ写真にジルくんの心の台詞を添えて、michi-siruveが本にしました。
data
90mm×128mm/合紙製本
オールカラー
2016年3月31日発行
写真 ははうえ
文・編集 藤田理代 (michi-siruve)
『いたずらねこ』
どうも
いたずらねこです
ちいさいころから
いたずらだいすき
ふくろあそびが
おきにいりで
おおきくなっても
やめられない
うごくものには
めがなくて
くもだって
へっちゃら
せまいすきまは
つっかえますが
がんばれば
このくらいなら
みんなのどうぐは
ぼくのもの
絵だって
きょうみありますよ
やんちゃしすぎて
おこられますが
それでもやっぱり
やめられない
ほんとは
ひとりがさみしくて
かまってほしい
だけなのです
ちょっとなでなで
してくれたら
それだけで
だいまんぞく
いたずらがえしも
されますが
かぞくさーびす
ってやつです
いくつになっても
かわりませんが
これからも
どうぞよろしく