定年退職を迎える父へ、退職の日に手製本を贈りました。
感染症の流行がおさまらず「会う」「集う」が難しいなかでの定年退職。離れ離れで暮らす家族がそれぞれの気持ちを贈ることができるように、手紙をおさめる手製本を制作しました。
家族一人ひとりに声をかけて送ってもらった手紙を1冊に綴じて母へ、退職日に帰宅した父へ手渡してもらいました。
手製本の最後の1ページには切手付きの返信用封筒と便箋も添え、父から家族へ返事が届くようなきっかけづくりも。しばらくして、父から返事が届きました。
家族同士でどのような手紙のやりとりがあったのかはわかりませんが、離れていても交わせるもの、その時だから伝えられることの大切さを改めて感じた本づくりでした。これからも、手製本だからできる「想いを交わすきっかけづくり」を続けていこうと思います。