2015-12-19

預かり、綴じて贈る

自分の記憶を辿りながら綴じる行為と違って、人の生や記憶を綴じるというのは本当に難しいことで。阪神淡路大震災後の多くのものが失われた町で、被災経験を共にしていない人間として育った私は「そこには触れてはいけない」と、ずっと避けて暮らしていました。「掌の記憶」をはじめる時にもそのことを一番気にしていて、とにかく結果的に自分の表現のために誰かの人生を消費したり、利用したりするような形にならないようにという想いをこめて「預かる」「綴じる」「贈る」という言葉を選び、いつもこの言葉に立ち返るようにしています。

綴じるのは預けてくださった記憶だけ。綴じたものは贈る。1冊手元にのこした本も、私のものではなく預かっているもの。その意識はこれから先も忘れないように、ここに改めて記しておきます。

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Schedule

Exhibition & Event
6.14-17 「ふたりの いちにちアトリエ」 トコテコ紙芝居小屋(兵庫県宝塚市)
11.16-18「いのちをつむぐアート展(仮)」 (兵庫県尼崎市)
11.23 「じゃばら豆本ワークショップ(仮)」(大阪府大阪市)

記憶のアトリエ
5.27 「記憶のアトリエ」in 幸ハウス(静岡県富士市)
8.12 「記憶のアトリエ」*closed (富山県富山市)
11.3 「記憶のアトリエ」in 幸ハウス(静岡県富士市)

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