2015年秋からはじめた「掌の記憶」について、2016年7月31日(日)の朝日新聞阪神版「まちの埋蔵文化人」にて掲載いただきました。2年前からお手伝いしている伊丹市立図書館ことば蔵zine部の取材に来てくださった記者の阿久沢悦子さんが「掌の記憶」について改めて取材してくださいました。
「2冊の手づくりの本で記憶を繋ぐ」という日々の出会いの中で小さく続けてきた活動ですが、その背景にある「生きること」について考えてきた私の経験や想いを含めて、阿久沢さんがすっと一本に繋げて伝えてくださっています。記事を読んだ時、私自身がずっと探していた言葉もそこに記されていて、聴くということ、そして言葉で伝えるということを阿久沢さんの記事から改めて教わった気がします。
生きている限りは続けていこうという活動ですので、この記事をきっかけに「掌の記憶」ことを知っていただけたり、自由に本をつくるZINE(ジン)という形や、本づくりをとおして記憶や人生を共有していくことに触れるきっかけになると嬉しいなと思います。
最後になりますが、これまでご協力くださった皆さん、この活動をはじめるヒントをくださった大学時代の恩師 武田丈先生、この度取材してくださった阿久沢さん、本当にありがとうございます。これからも記憶の持ち主の方の想いを大切に、手づくりの本を贈り続けたいと思います。
※朝日新聞デジタル版からも記事をご覧いただけます。
兵庫)思い出の写真や文 手のひら大の豆本に整理・編集
※掌の記憶について
はじめに
2016年7月31日 藤田理代(michi-siruve)