2015-12-19

預かり、綴じて贈る

自分の記憶を辿りながら綴じる行為と違って、人の生や記憶を綴じるというのは本当に難しいことで。

阪神・淡路大震災後の多くのものが失われた町で、被災経験を共にしていない人間として育った私は「そこには触れてはいけない」と、ずっと避けて暮らしていました。

「掌の記憶」をはじめる時にもそのことを一番気にしていて。とにかく結果的に自分の表現のために誰かの人生を消費したり、利用したりするような形にならないようにしたいという想いをこめて「預かる」「綴じる」「贈る」という言葉を選び、いつもこの言葉に立ち返るようにしています。

綴じるのは預けてくださった記憶だけ。綴じたものは贈る。1冊手元にのこした本も、私のものではなく預かっているもの。その意識はこれから先も忘れないように、ここに改めて記しておきます。

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Schedule

Event / Exhibition / WS
7/18 「“大切な記憶”を手製本に綴じる」-金城学院大学 人間科学部 コミュニティ福祉学科 (愛知県名古屋市)*closed
7/18 「“ひとり”の声から社会を見つめる」 -金城学院大学 人間科学部 コミュニティ福祉学科 (愛知県名古屋市)*closed
*「“まなざし”と“声”を綴じる」ZINEワークショップ 大学の看護学科(兵庫県神戸市)*closed
*「“大切なもの”を手製本に綴じる」ZINEワークショップ-関西学院大学 人間福祉学部 (兵庫県西宮市)*closed
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記憶のアトリエ
7/25「記憶のアトリエ」in ノキシタ(宮城県仙台市)
8/17 「記憶のアトリエ」in 音川 (富山県富山市)
8/30,31 「記憶のアトリエ」 in トコテコ紙芝居小屋 (兵庫県宝塚市)
10/19「記憶のアトリエ」(大阪府大阪市)
11/9「記憶のアトリエ」in 幸ハウス(静岡県富士市)
「記憶のアトリエ」 in トコテコ紙芝居小屋 (兵庫県宝塚市)は秋、冬も1回ずつ開催予定です

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