「ホスピタルアート in ギャラリーIV」(作品展示・トークセッション)

2022年11月1日(火)~11月13日(日)まで、大阪の江之子島文化芸術創造センター(enoco)で開催される企画展「ホスピタルアートinギャラリーIV」に、作品展示とトークセッションという形で参加させていただくことになりました。

HITO-IROプロジェクトの川西真寿実さんの企画により「医療へのアートの可能性」をテーマに2018年からさまざまなアーティストのみなさんと企画展の開催、医療・福祉の場での協働を重ねていらっしゃる本企画。

“記憶”ということばのもとに病院や地域で自分や他者と“綴じ交わす”ことを続けているmichi-siruveの活動にも共感してくださり、今回の企画展にお声がけいただきました。

私が担当する展示作品やトークは「いえない(言えない・癒えない)いたみ」がテーマになっています。

病によって、または病院という空間で「いえない」を抱えこんでしまう患者さんやご家族、医療者のみなさんが自分の気持ちに気づいたり、安心して打ち明けられるきっかけづくりとしてのアートや、アートや医療という術で関わる「その前に」考えることについて。病院という表現や心が閉ざされがちになる空間で、これからできることを一緒に考えてゆきたいという場です。

チラシにも記載がありますが、トークセッションではこの春『M-Educational CAFÉ』でご一緒させていただいた、緩和ケア医の儀賀理暁さんとおはなしさせていただけることになりました。

『M-Educational CAFÉ』のあとにもこの夏2つの場所で、自分や他者と“綴じ交わす”時間をご一緒できた儀賀さんにぜひお願いしたいな…と願って実現した特別な機会。

医療やアートという大きなことばで語ることはできませんが、みなさんと一緒に綴り育んできた“記憶”が抱くものをあらためて一緒に感じながら「その前に」を考える機会にできたらいいなと願っています。

感染症の今後の状況にもよりますが、もしよければこの秋はenocoへぜひ。

※時節柄常時在廊は控えますが、土日祝はご連絡いただけたら在廊もできますので事前にお知らせください。下記時間帯は在廊予定です。

11月 5日(土)午後~16:30頃まで
11月12日(土)13:00~夕方まで
11月13日(日)13:00~16:00まで

ホスピタルアートinギャラリーIV
日時
2022年11月1日(火)〜13日(日)11:00〜19:30
(11/6 月曜休館 最終日16:00迄)
会場
大阪府立文化芸術創造センターenoco
大阪市西区江之子島2ー1ー34 *大阪市芸術活動振興助成事業
参加アーティスト
五影華子 いまふくふみよ 葛本康彰 古巻和芳 鷲津民子 michi-siruve 山本修司 川西純市
ヒガシテッペイ(RBTXCO)  冬耳 jobin. e.shi.to   Wools 北東紗輝 mi-sha いしいまゆみ 古屋ともよ

会場トークセッション
「医療者がアートに求めるものと可能性」
11/12(土)15:00〜16:30 無料 定員20名 予約優先
岡崎 伸  大阪市立総合医療センター小児神経内科 小児言語科部長/スペシャルキッズひろば代表
川西真寿実 ホスピタルアート ディレクター HITO- IROプロジェク代表

「ホスピタルアートを考えるその前に」
11/13(日)13:00〜14:30 無料 定員20名 予約優先
藤田 理代 希少がん経験者/ ZINE作家 (michi-siruve)
儀賀 理暁 埼玉医科大学総合医療センター緩和医療科・呼吸器外科教授

トークセッションチラシ
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