宝塚市立図書館「つくるマチ文庫部」

2023年8月26日(土)、宝塚市立中央図書館で開催された「みんなのたからづかマチ文庫」の“部活”「つくるマチ文庫部」の第1回「企画を立てる」にて、アドバイザーとして参加者のみなさんをお迎えしました。


町の記憶や記録、興味、想い出を1冊の本にして未来へと繋げる、宝塚市立図書館の市民アーカイブプロジェクトとして2015年から続いてる「みんなのたからづかマチ文庫」。

市民がつくった「宝塚のまち」についての手づくり本を図書館で収蔵・貸出していく面白い取り組みで、立ち上げ期は宝塚市立図書館主体の、2019年からは宝塚市文化財団の協力も加わり8年続いています。

このプロジェクトのプロデューサーでもある編集者の岩淵拓郎さんにお声がけいただき、立ち上げから今日まで8年アドバイザーとしてゆるく関わりを続けています。

参加者は宝塚市民に限らず、年代も学生から人生の大先輩方まで。プロデューサーの岩淵さんを中心に、アドバイザーとして宝塚在住のマンガ家・イラストレーターの細川貂々さんやホテル若水の小早川優さん、そしてZINE作家としてmichi-siruve。図書館の司書のみなさんや宝塚市文化財団の職員さんのサポートもあり、さまざまな専門性をもったみなさんが「マチ文庫」ということばのもと参加者のみなさんの「つくってみたい」を形にするお手伝いをしています。

この8年で100冊ほどになり、貸出もされ続けているそうです。「まちを徒歩で探検してみた!」というようなまち歩き本や、まちの動植物を写真におさめて図鑑のようにまとめた本、まちの人や歴史を掘り下げたものなど関心はさまざま。イラストレーションや小説など、表現方法もどんどん広がっています。

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今日は「マチ文庫をつくってみたいな」という人たちが図書館に集まって一緒に本づくりをする“部活”「つくるマチ文庫部」。編集者の岩淵さんが部長となり、一緒に本づくりの手順をすすんでゆく連続講座です。

第1回「企画を立てる」、第2回「素材を集める」、第3回「まとめる(編集とデザイン)」、第4回「とじる(印刷と製本)」の4回講座の初回、今回のみ部長の岩淵さんに代わりmichi-siruveがみなさんをお迎えして、図書館の職員さんと一緒にみなさんの「つくりたい」を一緒にみつめる時間を過ごしました。

「企画を立てる」は本職のWebディレクションの大切な役割のひとつですが、正直得意とはいいがたく……いつも病院や学校でひらいている移動アトリエ「記憶のアトリエ」で大切にしていること……集まってくださったみなさんの気持ちに耳を澄ますこと、みなさん同士の交流の呼び水になること、その人の「好き」や「したい」を一緒にみつめて、その気持ちを大切に背中を押すことに専念。

図書館の職員さんも一緒に知恵を持ち寄ってくださったり、一緒に「おもしろそうー」「読んでみたい―」とわくわくしたり、参加されたみなさんも「たのしかった」「ちょっと考えてみます」と笑顔でお帰りくださりほっと一安心でした。

個人の活動としては、がん経験者という立場を生かしてがんの領域を絞って活動した方が実績も作りやすく通りもよいのですが、まだまだ縦割りの強い医療や福祉の現状を考えると、その狭い領域からこぼれてしまう人とも出会えるように、学校や町に出てどこまでも広く浅くいろんな人と関わりたいなと。そういう意味で、図書館で本に囲まれながら市民のみなさんの表現に立ち会う機会をいただけるマチ文庫はとっても好きなプロジェクトです。

講座はあと3回あり、次回からは本づくりのプロの岩淵部長がお迎えします。2回目からの参加もできますので、興味のある方はぜひマチ文庫のWebサイトをご覧ください。(参加費無料です)

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