ZINE『bookmark』(2020)

bookmarkを使ったZINE『blackbird』

『bookmark』(2020)

「この本、いつどこで買ったかな」
「あのことば、何ページだったかな」

そんな、大切な本との記憶を、1冊ずつ栞に書き綴っておさめる本の記憶の止まり木のような手製本です。展示品のblackbirdの栞は、以前blackbird booksさんでいただいた栞です。

memo
□ “本の記憶”を書き綴る
□ 真っ白な栞付き
□ フラットな見開きでお花のように咲く

data
100mm×70mm/22ページ
マーメイド/Interlockingtabalbum
2020年1月4日制作
綴じ 藤田理代 (michi-siruve)

白 / モノトーン ※栞つき
プレーン    ※栞なし

2020年6月27日(土)~7月19日(日)まで、豊中のblackbird booksさんに小さな手製本を並べます。

1冊目は、“本の記憶”をおさめる手製本。

わたしにとって本は手触りや中身はもちろん「いつどこで出会った本なのか」というのもすごく大切な記憶で。そんな“本の記憶”をおさめて、振り返ることができる手製本が欲しいなぁと半年くらい考えていました。

昨日ふと、製本道具の壁に並んだblackbird booksさんの栞が目に入って。「そうだ、本と一緒にやってきたこの栞がおさまる手製本にしよう」と。

栞と同じ掌サイズの真っ白な手製本。2羽のblackbirdが向き合うように仕立て、お花のようにふわりとひらくと7羽のblackbirdたちがさえずります。

blackbird booksさんの栞は日付とメッセージが綴れるようになっているので、そこに本との記憶を綴っておさめます。ずっと大事にしていたblackbirdたちが本の上でうれしそう。

なんてことない小さな手製本だけれど、こういうシンプルなつくりが好きだなぁ。手製本には真っ白な四角い栞を7本おさめておきます。(このblackbirdの栞はこの数年本と一緒にいただいたもので、今は作っておられないそうです。わたしの“本との記憶”です。念のため……)

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