『汀の虹』2018年分寄付のご報告

「1冊あたり500円を、がん経験者のサポートを続ける団体に寄付しよう」と、制作販売をはじめた豆本詩集『汀の虹』。

2018年は下記の4つの展示や出展を通して、88冊(うち16冊が個展期間中限定の-BOOK-、6冊がBOX)が誰かの手に渡りました。1冊ずつ折りあげたささやかな手製本に心を寄せてくださった皆さま、本当にありがとうございます。

2017年 「三条富小路書店8」-ギャラリーh2o(京都府京都市)
2018年  michi-siruve exhibition『汀の虹』- blackbird books(大阪府豊中市)
2018年 「ZINE DAY TAIWAN」- RETRO印刷台湾 (台湾)
2018年 「Book Lovers」- MOTOYA Book Cafe Gallery (東京都渋谷区)
※その他「記憶のアトリエ」やminneの「michi-siruve charity gallery」での売り上げ

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blackbird booksさんで開催した展示「汀の虹」では、同時開催だった花店noteさんからも売上の一部を寄付金としてお預かりしていました。そこに端数分を少し足して、計50,000円。2017年同様 認定NPO法人「マギーズ東京」さんへ寄付しました。noteさん、そして本をお買い上げくださった皆さん、本当にありがとうございました。
※2018年は共同代表の鈴木美穂さんのセカンドバースデードネーション経由で寄付しました。

マギーズ東京は、がん患者さんやご家族、ご友人などがんに影響を受けた全ての人が自由に訪れ、ゆっくりお茶を飲んだり、医療の専門家に相談したり、プログラムに参加したりすることができる施設です。

わたし自身、2年前の2017年春にマギーズ東京の存在を知り、訪れてゆっくり過ごしたり、相談にのっていただり、イベントに参加したり。何度か訪れるうちに、少しずつ自分の気持ちを整理してゆくことができました。そのお礼として、何か自分のできることをしようとはじめたのが『汀の虹』の展示と販売でした。

2017年は84冊、42,000円。2018年は88冊とnoteさんからお預かりした寄付金とで50,000円。マギーズ東京の運営に必要な費用から考えると、1日のオープンに必要な金額にも満たないささやかなものですが。

1冊1冊にお金以外にも「交わしたもの」がたくさんあって、それが172冊誰かの手に渡っているというのは、ささやかでも意味のあることだと感じています。自分のできるかたちとして、これからも続けていきたいなと思います。

2019年は「記憶のアトリエ」の開催がメインとなり、今のところ展示というかたちでの開催予定などはありませんが。「World Cancer Day」に合わせて詩の全編をnote「掬することば」に公開し「michi-siruve charity gallery」からもご購入いただけるように整えました。

今まで本をお届けできなかった遠方にお住まいの方も『汀の虹』に触れたり、手元に置いたり、たのしんでいただけたらなと思います。

相変わらずささやかな活動ですが、これからもよろしくお願いいたします。

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