「ホスピタルアート in ギャラリーIV」をおえて

2022年11月1日(火)~11月13日(日)まで開催された「ホスピタルアートinギャラリーIV」無事終了いたしました。最終日のトークセッション「ホスピタルアートを考えるその前に」も穴をあけることなく無事登壇でき、とにかくほっとしています。


月並みですが、まずは展示会場やトークセッションにお越しくださったみなさん、そして展示作家のみなさん、主催のひといろプロジェクトの川西さん、すべてのみなさんへ本当にありがとうございました。

川西さんから今回の企画展のご相談をいただいたのは、今年の春先のこと。作品制作とトークセッションでご一緒した緩和ケア医の儀賀さんとの出会いも今年の春先のことで、儀賀さんとはラジオや大学の講義、アトリエの開催など時を重ねながら。

おふたりと2つの季節をこえて交わした言葉と重ねてきた時間があって、13日間とトークがあったのだと思います。そのことにまず深くお礼を申し上げます。

トークセッションでは、ギャラリーのまんなかで出展作家のみなさんの作品に「抱かれて」お話しました。「作品のまえ」ではな「作品のなか」。病院のなかにも、こんな表情で対話ができる空間があったらいいなと思いました。

そして展示やトークセッションにご来場くださったみなさん、本当にありがとうございました。時節柄極力在廊を控え、またトークセッション前後は人がいっぱいで思うように声がお聴きできなかったことが本当に心残りです。

michi-siruveの活動は時間をともにしてくださった方の声が道標です。

出展者、登壇者としてそこで手渡したものがどうであったか、受けとってくださったみなさんの感じられたものから教えていただきたいなと思っています。

もしこの13日間を通して感じられたことがあれば、些細なことでもmichi-siruveのSNSやWebサイトからおきかせいただけたらとても嬉しいです。

最後になりましたが、今回の企画展にあたり『掌の記憶』や「記憶のアトリエ」で制作した手製本の展示を許可してくださったみなさんも、本当にありがとうございました。

よせてくださった「大切な記憶」は「ほんとうは病室にあるもの」なのかなと。一人ひとりの心のなかにある風景が浮かび上がったその一角が、来場者のなかにある何かの呼び水になっていたこと、13日間ずっとそばで見ていてくださった川西さんから伺っています。今回のmichi-siruveの展示作品から来場者のみなさんが感じてくださったものがあったとしたら、それはご協力くださった記憶の持ち主お一人おひとりのおかげさまです。

いつものごとく力を使い果たしてなかなかお一人ひとりへのお礼がお伝えできていませんが、ひとまずお礼の気持ちを綴りました。これからもどうかよろしくお願いいたします。

※トークセッションの写真は、来場者の方からいただきました。貴重な記憶の欠片をありがとうございました。

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