2019-10-27

「死」と「生」#掬することば

今日は4名のがん経験者のみなさんのお話を聴きに滋賀医科大学へ。

色々たくさん考えることがあって。ふと大学時代に受講した藤井美和先生の「死生学」の授業を思い出して、大学のWebサイトで死生学について紹介されている映像を見返していました。

患者家族として、死と真正面から向き合う術を求めて必死だった21歳の自分。がんを宣告された夜、病室のベッドに横たわりながら藤井先生の声を思い出した29歳の自分。そして今の自分。

藤井先生の声を聴くと、講義を受けた14年前から今日までのいろんな想いが巡ります。

(映像より)

「『あと少しの命』と言われた時、多くの人は『人は必ず死ぬものだ』という当たり前の事実を、自分のものとして受け止めることになります」

「そしてその時多くの人が、おそらく『残された時間をいかに生きようか』と考えると思います。死生学は死を含めて『生きること』を考える学問です」

「自分が大切に思っているものを獲得した時には喜びが大きいし、自分が大切に思っているものを失った時にはかなしみが大きい。喜びが大きかったり、かなしみが深かったりするところにある出来事が、自分の人生にとって非常に意味があるということ」

立ち返るのはいつも、藤井先生のこの言葉です。

わたしが「大切な記憶」ということばを真ん中に置いているのも、前向きな気持ちばかりでなく、失うかなしみも含めて見つめ続けているのも、やっぱりここがルーツなんだなと。

医療者でも研究者でもないわたしに出来ることは少ないけれど、目を逸らさずにともに考えることだけは続けたいと改めて。

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Schedule

Event / Exhibition / WS
11/26「“大切なもの”を見つめるZINEワークショップ」-関西学院大学 人間福祉学部 (兵庫県西宮市)*closed
12/22  「20年の“大切”を綴じる」ZINEワークショップ -ピピアめふ(兵庫県宝塚市)

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記憶のアトリエ
11/9「記憶のアトリエ」in 幸ハウス(静岡県富士市)
「記憶のアトリエ」in 街の保健室(埼玉県蕨市) *2020年春予定
「記憶のアトリエ」 in トコテコ紙芝居小屋 (兵庫県宝塚市) *2020年春から季節ごとに開催予定
「記憶のアトリエ」 in 音川 (富山県富山市) *2020年夏予定