「いのちの物語をつむいで」

2018年11月16日(金)~18日(日)まで、兵庫県尼崎市で開催される「第13回生と死を考える市民講座『いのちの物語をつむいで』~ことば・絵本・音楽の視座から~に、ZINEの展示と、講演会のゲストの一人として参加させていただくことになりました。

尼崎で「ホームホスピス愛逢の家」も運営されているNPO法人愛逢さん主催で13年目を迎えるこの企画。今年はがん経験者(わたし・ことば)、経験者のご家族(絵本)、そしてホスピス専門の音楽療法士(音楽)の3名がゲストの展示と講演会が開催されます。

わたしは「ことば」の担当なので、がん経験者の声を詩にした豆本詩集『汀の虹』を中心に、がんになってから今日を生きるために制作してきた作品を並べます。ただ作品を置くのではなく、制作の意図やその後の変化など、がん罹患後の一人の患者の心の足あとを辿るような形の展示を。家族の視座からの足あととなる吉田ご夫妻の展示と一緒に、患者と家族それぞれの歩みと制作に触れていただける空間にできたらなと考えています。

18日には講演会もあり、ゲストの一人として30分ほど、がん経験者として見つめてきた生と死と「ことば」を通して制作してきたZINEのお話を。最後の座談会も参加させていただきます。表現方法も経験も異なる3つの視座から、生きること、生きてきたことを静かに見つめ、交わしあう場になるといいなと思っています。

16,17日の展示はどちらも終日在廊予定です。制作や展示、病院やがん経験者のご自宅などでひらいている「記憶のアトリエ」、病院でのボランティアなどの活動を通して出会ってきたさまざまな方々の声を振り返りながら、来てくださった方々の声を聴くひとときにできたらいいなとたのしみにしています。

詳細については、主催のNPO法人愛逢 ホームホスピス愛逢の家 管理者の西山さんからのメッセージをそのままご紹介させていただきます。

>>facebookイベントページ


13回目を数える「生と死を考える市民講座」今年は「患者、家族、支援者」の立場 と「ことば、絵本、音楽」の視点での活動をされているゲストを招き、生と死に関する講演や作品展を通して、市民のみなさんとともに“自分や大切な人とのいのち物語が続いていく、いのちのバトンを受け継ぎながら今を生きていく”そんなことをみなさんと一緒に考え、学んでいきたいと考えています。ご参加お待ちしています。

以下、詳細です。

【 第13回生と死を考える市民講座 】

「いのちの物語をつむいで」
~ことば・絵本・音楽の視座から~

日 時:11月18日(日) 13時30分~16時(開場13時)
会 場:園田地区会館 2Fホール
(〒661-0953 兵庫県尼崎市東園田町4丁目12−4)
アクセス:阪急園田駅徒歩8分、駐輪場
対 象:どなたでも
申込先:NPO法人愛逢 (締切:11月12日)

[su_accordion][su_spoiler title=”申込方法:以下の内容で、FAX等で申込” open=”no” style=”default” icon=”plus” anchor=”” class=””]①名前:
②団体名:
③所属:一般・学生・専門職(      )
④住所:市内(園田地区・他の地区)
市外(     市)
⑤連絡先:

【問い合わせ・申込先】
FAX :06-6493-1443
E-mail:info@npo-aiai-org
TEL :06-6493-1424

[/su_spoiler] [su_spoiler title=”【プログラム(案)】” open=”no” style=”default” icon=”plus” anchor=”” class=””]①話題提供
Ⅰ.ことばの立場から
演者:藤田理代
Ⅱ.絵本の立場から
演者:吉田恵子(絵)・吉田利康 (文)

②特別講演・演奏
Ⅲ.音楽の立場から
「ラスト♪ソング」~人生の最期に聴く音楽~
演者:佐藤由美子(ホスピス専門の音楽療法士)

③座談
「いのちの物語をつむいで」
~ことば・絵本・音楽の視座から~[/su_spoiler] [su_spoiler title=”『ことばと絵本の「いのちの物語」展』” open=”no” style=”default” icon=”plus” anchor=”” class=””]日 時:11/16(金),11/17(土)
会 場:みなくる☆そのだ(コープ園田2F)
(〒661-0953尼崎市東園田4丁目104‐1)
内 容:がん経験者の声を詩にした手製本と、家族としての実体験を元に描いた絵本やその原画を展示しています。[/su_spoiler][/su_accordion]

【ゲストプロフィール】

[su_accordion][su_spoiler title=”〈音楽〉佐藤 由美子” open=”no” style=”default” icon=”plus” anchor=”” class=””]

ホスピス緩和ケアの音楽療法を専門とする米国認定音楽療法士。
バージニア州立ラッドフォード大学大学院音楽科を卒業後、
オハイオ州のホスピスで10年間音楽療法を実践。
2013年に帰国し、国内の緩和ケア病棟や在宅医療の現場で音楽療法を実践。著書に『ラスト・ソング~人生の最期に聴く音楽』『死に逝く人は何を想うのか』。

H P :http://yumikosato.com/[/su_spoiler] [su_spoiler title=”〈ことば〉藤田 理代” open=”no” style=”default” icon=”plus” anchor=”” class=””]

ZINE作家。29歳で若年性がんを経験し“大切な記憶”を手製本に綴じる活動をはじめる。展示やワークショップ、病院などでひらく小さな移動式アトリエ「記憶のアトリエ」主宰。連載「まなざしを綴じる」(「教養と看護」日本看護協会出版会)

H P : https://michi-siruve.com[/su_spoiler] [su_spoiler title=”〈絵本〉文:吉田 利康” open=”no” style=”default” icon=”plus” anchor=”” class=””]1999年急性骨髄性白血病の妻を自宅で看取る。2009年NPO法人アットホームホスピス設立。同法人理事長。いびら工房代表。著書「がんの在宅ホスピスケアガイド」「男の介護」「悲しみを抱きしめて」他。
HP:https://athomehospice.net/   http://teturou.jp/ibira/[/su_spoiler][su_spoiler title=”〈絵本〉絵:吉田 恵子” open=”no” style=”default” icon=”plus” anchor=”” class=””]イラストレーター・絵本作家。食道がんの夫を施設ホスピスで看取る。「いびら工房」にて生きるを考える絵本をテーマに制作発行。絵画教室「アトリエあい」主催[/su_spoiler][/su_accordion]

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