【Report】「がんの経験を見つめなおして」(2019.02)

2019年2月24日(日)、小児・AYA世代のがん治療やサポートに尽力される医療者のみなさんが集う研修会にて、AYA世代のがん経験者として体験談をお話する機会をいただきました。

わたしは罹患年齢が小児よりはかなり上で、お役に立てるだろうかと不安もあったのですが。寛解から5年、フォローを外れて2年を迎えるがん経験者として、治療中、フォロー中、フォローを外れてからの心の変化を軸に、抱えてしまっていたことや、周囲との関係の中で揺れ動く気持ちなどを少し発表させていただきました。

相変わらず、プレゼン上手とは程遠く。でも参加者のみなさんも、運営スタッフのみなさんも本当にあたたかいまなざしで頷きながら聴いてくださり、何度も目が合いながらおはなしできたことがとても印象に残っています。

前後の講義やグループワークも「もし良かったら」と聴講のお声がけをいただき、参加させていただきました。後ろの方に居ると「もっと近くで聴いてくださっていいですよ」とお声がけくださる方もお一人ではなく、みなさん本当にあたたくて。治療後の若いサバイバーの「そのあと」にも伴走する想いを持った方々が集われている会なんだなと、肌で感じた一日でした。

今日のようにあたたかく、そして熱心に考えてくださる医療者のみなさんが居てくださることは、患者としてとても心強く感じました。器用な方ではないので中々お役に立てることも少ないかもしれませんが、これからもお声がけいただけたことには参加していきたいです。

貴重な機会をいただきありがとうございました。スライドから少しだけ、発表内容置いておきます。

このページの内容