2017-08-23

『汀の虹』 三.「汀の虹」

『汀の虹』 三.「汀の虹」 (2017)

がんを経験した3年間の“心の変化”を詩と花にこめた豆本詩集。NPOへの寄付を目的としたチャリティーブック。

□ 花のかたちになる豆本
□ “透ける紙”と“折り”だけで
□ 本の中身は入れ替え可能なかたち

data
70mm×70mm
トレーシングペーパー
蛇腹製本(ケース入り)
モノクローム&カラー 24ページ
2017年8月7日発行
写真・詩・編集 藤田理代 (michi-siruve)

「汀の虹」目次

汀の虹
触れる


リズム
包み紙
忘れたくないこと

枯れない花
汀の虹

『汀(みぎわ)の虹』は、小さな花と詩を綴じた豆本詩集です。「傍におきたい詩だけお贈りできたら」 という想いから、本に綴じている詩も花の写真も出し入れが自由にできるかたちにした手製本。小さな三角形のケースから豆本を取り出すと、蕾のように膨らんだり波のようにのびたり、くるりとまわして付属のクリップで留めると花のような形で飾ることもできます。

全3巻に分けて28篇の詩に綴られた記憶は、4年前に若年性がんを患い闘病を経験した著者の心の変化。売上をがんを経験した方々への相談サポートを続けるNPO法人への寄付金として納めることを目的としたチャリティーブックとして制作し、本を大切にされている書店を中心に、展示販売を続けています。

一.深淵」は、がんを告げられベッドに沈みながら治療に耐えた日々の記憶。「二.海霧」は、失ったものを憂い、霧の中にいた日々の記憶。「三.汀の虹」は、他者との出会いや関わりの中で、少しずつ歩みはじめた日々の記憶。と3冊に分けて。喪失から生まれるかなしみ、くるしみ、孤独。がんであってもなくて、生きている中で誰しもが感じるものとも通じる感情を一つずつ掬い上げ、そっと本にとじこめています。

※『汀の虹』は、材料費と販売経費を除いた1冊につき約500円を、がんを経験した方々への相談サポートを続けるNPO法人への寄付金として納めさせていただきます。多くの方々の支えがあってこその今の自分。辛い経験は思いやりに変えてお返ししていきたいというささやかな願いをこめて、この小さな詩集をお贈りします。

※note「掬することば」に『汀の虹』の詩と記憶について綴っています。

「汀の虹」

目の前に広がる 青い海の
静かに届く 果ての波

透き通った その揺らめきに   
時折浮かぶ 虹色の煌めき 

寄せてはかえす 波音とともに
屈して 折れて 生まれる光

どんなにかなしい揺らめきも
いつか虹色に変わる          
と願いながら 

2018migiwa-bbb11

「汀の虹」@blackbird books(2018)

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Schedule

Event / Exhibition / WS

9/28「小児・AYA世代のがんの長期フォローアップに関する研修会」ゲストスピーカー(兵庫県西宮市) *closed
10/13 「みんなのたからづかマチ文庫」2019年度キックオフ ゲスト-宝塚市立中央図書館 (兵庫県宝塚市)

*「“まなざし”と“声”を綴じる」ZINEワークショップ 大学の看護学科(兵庫県神戸市)*closed
*「“大切なもの”を手製本に綴じる」ZINEワークショップ-関西学院大学 人間福祉学部 (兵庫県西宮市)*closed

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記憶のアトリエ
7/25 「記憶のアトリエ」 in Open Villageノキシタ (宮城県仙台市)
8/17 「記憶のアトリエ」 in 音川 (富山県富山市)
8/30,31 「記憶のアトリエ」 in トコテコ紙芝居小屋 (兵庫県宝塚市)
10/19「記憶のアトリエ」inリレー・フォー・ライフ・ジャパン大阪あさひ(大阪府大阪市)
11/9「記憶のアトリエ」in 幸ハウス(静岡県富士市)
11/29,30「記憶のアトリエ」 in トコテコ紙芝居小屋 (兵庫県宝塚市)

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