ZINE『汀の虹』- booklet –

『汀の虹』- booklet – (2018)

がんになり丸3年を迎えた節目に制作した豆本詩集『汀の虹』を3冊組を、1冊にまとめたbooklet。

□ “汀”を感じる変形綴じ
□ “透ける紙”に詩と花を浮かべる
□透かし重ねて“汀”を描く

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84mm×200mm/和綴じ(汀綴じ)
トレーシングペーパー
モノクローム&カラー 37ページ
2018年11月9日発行
写真・詩・編集・製本 藤田理代 (michi-siruve

『汀の虹』は2017年、がんになり丸3年を迎えた節目に制作した豆本詩集です。3冊に分かれた花のかたちの詩集でしたが、この度1冊にまとめたbookletを制作しました。

「深淵」は、ベッドに沈み、治療に耐えた日々の記憶。「海霧」は、失ったものを憂い、霧の中にいた日々の記憶。「汀の虹」は、他者との出会いや関わりの中で少しずつ歩みはじめた日々の記憶。

制作の道標は、声にならない孤独の中で握りしめていたことばでした。大切な人から贈られたことばや、何度も触れた本や音楽、映画のことば。そんな記憶の欠片を道標に、心の奥に沈んだ記憶を一つずつ掬い上げ、重ね綴っています。ささやかな手製本ですが、本を手にとってくださったあなたに、気持ちをこめてお贈りします。

※本に綴じた小さな詩と、その奥にある記憶について文章をWebサイトでも綴っています。関心がある方はお問い合わせフォームからご連絡ください。閲覧用のパスワードをお知らせします。

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