【Report】とよなか産業フェア2018

2018年12月8日(土)、大阪府豊中市の豊中市立文化芸術センターで開催された「とよなか産業フェア」に出展しました。

豊中市内の事業者さんが集まる、年に一度のイベント。「産業」ということば、ZINE作家からずいぶん遠い響きですが……市内に活動拠点のある事業者であればエントリー可能であることを伺い、初出展させていただきました。  

今回の大きな目的として、市内のみなさんにも、病院などでひらいている移動アトリエ「記憶のアトリエ」や、がん経験者としての活動が紹介できたらいいなという想いがあり、普段アトリエで展示している手製本や、本づくりにお使いいただいている手製本などを中心に並べました。

物販のブースの一角をお借りしての展示販売でしたが、みなさん手製本をじっくり選んでくださったり、展示物も丁寧に読んでくださったり。普段の展示やアトリエと変わらないくらい、ゆっくり触れてくださっていたのが印象的でした。  

イベントがはじまりしばらくすると「みっちゃーん!」と呼ぶ可愛らしい声がひとり、またひとり。先日「きむらとしろうじんじん 野点 in 服部」でひらいたアトリエで、本づくりをしてくれた子どもたちでした。

本づくりがすごくたのしかったようで、みっちゃんという名前も覚えてくれたいたそう。一緒にいたお母さんが笑顔で教えてくださり、とても嬉しい再会でした。

豊中市主催のイベントということもあり、市の関係者のみなさんもブース1つ1つ、丁寧に見てくださっていました。

今までは市外の活動が多く、中々市内の方にお知らせできる機会がなかったのですが。今回出展の機会をいただき、市内在住のAYA世代のがん経験者でこんな活動をしている人もいる……ということをお知らせする貴重な機会になりました。

市内で活動されている方々との出会いもたくさんあり、これからご一緒できそうな予感。出会いの種を大事に育てて、来年は豊中市内でも何かできたらいいなと思います。

お越しくだったみなさま、そしてとよなか産業フェアを企画運営してくださったみなさま、本当にありがとうございました。

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年内のイベントは、残すところ12月15日(土)の「記憶のアトリエ in トコテコ紙芝居小屋」。

寒さが心配ですが、お天気は良さそうですね。ゆっくりおはなしできたらな……と思っていた方がひとり、ふたりとご連絡くださっていて、お会いできるのが本当にたのしみです。

1年の終わりに、静かであたたかなひとときをお贈りできたらなと思います。みなさんもわたしも、体調に気をつけて土曜日お会いしましょう。

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