【お知らせ】「大切なもの」を見つめるZINEワークショップ @関西学院大学人間福祉学部 人間科学科

記憶のアトリエ」in 音川(2019.8.17)

関西学院大学 人間福祉学部 人間科学科 藤井美和先生のゼミみなさん、こんにちは。6月にみなさんのゼミでおはなしをした、ZINE作家の藤田理代です。

11月26日(火)はいよいよ、春学期にお約束していたZINEワークショップの時間。普段わたしが「記憶のアトリエ」で並べている手製本や、本づくりの道具をみなさんの教室に持ち込みます。

少し時間も経っているので、6月の講義の振り返りも含めて、改めてワークショップのご案内をまとめました。

この秋、みなさんと一緒にひらくZINEワークショップのテーマは「大切なもの」です。

ゼミを通して「生きること」を見つめてこられたみなさんが、今「大切なもの」だと感じるものは何でしょう?それを小さな本におさまる範囲で綴じながら、今の自分を見つめなおしたり、ゼミのみなさんで読み交わしたり。そんなきっかけになる本づくりができたらなと思っています。

「大切なもの」……それは「かたちのある何か」かもしれませんし、心の中にある想い…「ことば」かもしれません。たくさんあるかもしれませんし、たったひとつかもしれません。今はひとつも見つからないかもしれません。

みなさんが今自分を見つめて思い浮かんだものと、その時心に浮かんだ気持ちだけお持ちください。それがみなさんの「まなざし」と「声」になります。

ワークショップまでに一つも思い浮かばなかったな…という時は、いつか大切なものが見つかった時におさめられるように、本の背景などの土台をつくる時間に。アトリエにあるたくさんの本やみなさんの制作の様子にも触れながら、一緒に考える時間にしましょう。

ひとまず、ワークショップの準備に必要なお知らせを3つ「本のかたちとページ数」「本の設計図」「持ちもの」をまとめました。それぞれクリックすると、説明や写真が出てくるので、一度ご覧ください。

本のかたちやページ数

今回のワークショップは、全ページがうっすらと透ける袋になった小さな手製本『yohaku(よはく)』のB6変形判 (縦130mm×横182mm) 20Pをつかいます。それぞれのページの袋の中に、みなさんの大切なものをおさめます。綴じ糸はいろんな色のものを並べるので、当日好きな色をお選びください。

おさまるものは、縦128mm×横160mmの範囲のもの。例えば写真の場合は、L判なら縦横どちら向きでも、ポストカードも横向きなからすっぽりおさまります。全ぺージが袋になっているので、押し花や折り紙、封筒に入ったお手紙など厚みのあるものもおさまります。上の写真のようにアトリエにある紙に何かを書き綴り、その紙をおさめることもできます。

持ちもの

1.“大切なもの”
みなさんの“大切なもの”をあらわすことばや写真、イラストなどを自由にお持ちください。(選びきれない時は無理に選ばすに多目にお持ちください。アトリエで一緒に考えましょう)

※もしも写真をおさめる場合は、L判サイズの大きさのものが理想です。それより大きな写真は、「本の設計図」にあるサイズにおさまる範囲に縮小印刷してお持ちください。表紙などにも写真や絵など入れる場合は多目にお持ちください。アトリエには花や動物を描いたイラストやマスキングテープなどもたくさんありますので、何もなくても大丈夫です。

2.はさみ、のり
アトリエにもはさみとノリ(水ノリ、スティックのり、ボンド)はありますが、6つずつしかありません。シェアしながらになるので、ずっと手元に置きながら使いたい方は、ご自身の道具をお持ちください。

3.本を彩る文房具
使いたいお気に入りの文房具(ペンやマスキングテープなど)があればお持ちください。アトリエにある文房具やテープ、色紙なども自由にお使いいただけます。

※アトリエにあるもの
□ 紙 (白紙/色紙)
□ 彩る道具 (絵具/クレヨン/マーカー/色鉛筆/ボールペン/鉛筆/消しゴム)
□ 飾る道具 (マスキングテープ/シール/判子/イラスト入りの紙いろいろ)
□ 貼る道具 (ノリ/セロハンテープ/ボンド/ボンド用小筆)
□ 切る道具 (はさみ/カッター/カッターマット/ミシン目用カッター)
□ 綴じる道具 (縫い針/キリ/クリップ/型紙いろいろ)

本づくりのミニレクチャー資料

最後に、6月の講義の最後に少しだけご紹介した「本づくりのミニレクチャー」のスライドを置いておきます。「記憶のアトリエ」のレポートにも、今までいろんな方が制作された本の紹介があります。アトリエにどんな道具や素材があるのか知りたい時、アイデアに困った時は覗いてみてくださいね。当日みなさんと一緒に「大切なもの」を見つめるひととき、たのしみにしています。

※本のかたちは違いますが、今まで「記憶のアトリエ」に来てくださったみなさんが綴じた「大切な記憶」です。

そうそう、わたしも今回のワークショップ用に、みなさんと同じ手製本で「大切なもの」を綴じました。がんになる前から今日までずっと傍にある、ウォークマンで聴いてきた音楽の記憶です。

Every moment has its music
Every music has its memory

当日のサンプルとして置いておきますね。ではでは、11月26日、本とともにみなさんと過ごす時間を楽しみにしていますね。

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